今回は私がよく使っている道具を紹介したいと思います。
洋裁をするには、基本的に中学校の時に家庭科で使った裁縫箱があればOKです。
はさみ・縫い針・待ち針・糸切りはさみ・メジャー……ですね。
ただ、より効率的に、簡単に服を作るには、他にも道具が必要になります。
今回はそういう便利な道具を挙げてみたいと思います。
20年くらいずっと使っている物もあれば、つい最近仲間入りした物もありますが、私には大事な道具です。
「こんなの当たり前!」という物も、あるかもしれませんが、参考になれば嬉しいです!
道具は大事っ!!!
裁縫道具
竹ものさし
これは中学校の洋裁道具だったかと思うのですが、一番活躍しているので、これもご紹介。これは外せません!
30年以上使っていても、まだまだ使えます。
- 20cmと短いので、扱いやすい
- メモリが消えない
- 竹だから丈夫
丈夫なので、写真のように竹ものさしを押し付けて、折り目を付ける事をよくします。
1cmの縫い代を付ける時、こんな感じで1cmを測りながら、ものさしアイロンしています。
これはとても便利!
ただし、布が丈夫な場合だけです・・。繊細な布では出来ませんね。
あと、ちょっとした寸法を測りたい時に、これを使うので、首にかけておきたいくらいです。
すぐどっか行っちゃって、よく探してるよねぇ・・・。
目打ち
- 衿先など、中表に縫った角の布をきれいに整える時に使う。
- しつけをほどく時に使う
- ギャザーをミシンで縫う時に、ギャザーを均等に縫えるように目打ちを使って布を送り込む
フリクションペン
文房具屋さんでおなじみのフリクションペン「FRIXION COLORS」PILOT
- チャコペンとして使う
というのも、このフリクションペンはアイロンで消えるからです。
これは便利で本当に感動しました!
ただし、布によっては消えないことあります。
布端で確かめてから、使用した方がいいでしょう!
60℃で消えて、-10℃で色の復元を開始、-20℃で完全に色が戻るそうです。
-20℃・・・、そうなかなかないですから、安心して使えますね。
ちなみに、ボールペンタイプではなく、先がフェルトペンのタイプを使っています。
布によっては、線が残る事もあるようなので、必ず残布で試してから使用しましょう!
ちなみに途中の工程でアイロンを使ったら、必要な印まで消えてしまうので、注意です。
最後まで必要な印は、普通のチャコペンを使ったり、きりびつけをしましょう!
フリクションペンでも白色も欲しいなぁ~
ボビンキャッチャー
- ミシン糸本体とボビンをくっつけて収納できる
上の写真、真ん中の白い部品がボビンキャッチャーです。
糸とボビンを別々に収納すると、次使う時に、探し当てるのが大変です。
くっついてれば、探さなくて済むねぇ。ボビン探すの苦痛。探し不足で、どんどんボビンが増えていくの~泣!
リッパー
- ミシンで縫うのを失敗した時に、縫い目の糸を切ったり、引っ張ったりしてほどく
- ボタンホールを開ける時に使う
ボタンホールを開ける時は、100%使ってます。便利です!
切れ味がいいものを一本持っているといいですね。
ステッチ定規
ミシンをかける際に、ステッチ巾を一定にする
使い方としては、ステッチ定規に磁石が付いているので、ミシンにステッチ定規を固定し、ガイドにして縫っていくという感じです。
ミシンによっては、0.5・1.0・1.5cmなどのステッチ巾が、既に押さえ金の横に付いているものもあるかと思います。
ただ、時々出てくる、0.8cmとか1.2cmとか中途半端なステッチ巾にしたいとき、このステッチ定規だと好きなようにステッチ巾を変えることが出来るので、とても便利です。
バイアステープメーカー
バイアステープを作る時に使う
上の写真のように、バイアスに裁断した布をテープメーカに通して、アイロンをかけ、バイアステープを作ります。
ゆっくりアイロンをかければ、意外と簡単に出来ます。
テープメーカーなしでももちろんアイロンのみで作れますが、少し時間がかかるので、断然このテープメーカーを使った方が、楽チンです。
編み物棒ケースを作った時、バイアステープを使ったから、活躍したね!あると便利。
製図道具
方眼定規
50cm×5cm と 30cm×2.5cm の2本を常に使ってます。
洋裁を始めた頃からずっと使っているので、もう20年お供をしてくれています!
- 縫い代を付ける時に、方眼を使って、一気に線を引ける
- 方眼を使って、バイアスのマーク(45°のライン)を引ける
- 定規本体が透明だから、下の線が見えて、型紙を写すときに便利
- しなる材質なので、アームホール寸法やカーブも測る事ができる
カッター定規としては絶対に使わないように!
傷ついて、まっすぐな線が引けなくなります・・泣
裁断道具
ロータリーカッター
45mmサイズと28mmサイズを使っています。
- 正確に裁断しやすい
- 直線だったら、はさみよりも素早く裁断できる
ハサミだと切る時に、布が持ち上がってしまって、あまり精度よく私は裁断できません。
その点、ローターリーカッターは型紙ピタピタに切ることが出来ます。
(ただし、入隅の所は型紙まで切れてしまうので、はさみを併用しながら裁断しています。)
必ずカッターマットも合わせて使いましょう!カッターマットがボロボロだと切れにくいですよ!
ロータリーカッターを使うと、簡単にきれいに裁断可能です。
ただし、時間が経つと切れにくくなるので、替え刃も用意しておくといいと思います。
切れないロータリーカッターを使うのはとてつもないストレスです…。
カッターマット
- ロータリーカッターとセットで使う
私は大は小を兼ねるということでA1サイズを使ってます。
小さいサイズだと、布やパターンを切る時に、布をずらさなくてはいけないので、A1サイズを買って正解でした。
収納する所がない場合は、A2を2枚用意して作業してもいいと思います。
古いカッターマットで裁断していた時は、全然切れなかったよね。よく見えないけど、マットの表面がボコボコだったみたい。
オムニグリッド・カッター定規
- パイピング布を作る時に便利
- カッター定規として使える
メモリがある透明なカッター定規なので、パイピング布を作る時にとても便利でした。
正確にロータリーカッターを使えるなら、チャコペンで線を引かずに、直接グリッドで幅を見ながら、一発で裁断出来ます。
ずれちゃうと、曲がるから、慣れが必要だけどね!
オムニグリッド、色々なサイズがあるので、自分にピッタリのサイズを見つけてみて下さい!
アイロンまわりの道具
アイロン定規
- 縫い代を折り返す時に使う
- 1~10cmの巾に対応可能
ちょっと長さが短いので、何回も当てなおさなくてはいけませんが、あると便利です。
もしなくても、厚紙で自作してもOK!
スタンド式アイロン台
- アイロン台を置くスペースがない時に便利
- 筒状もののアイロンがかけやすい
ブラバンシアというスタンド式のアイロンを買いましたが、重宝しています。
私は作業机が一つなので、ミシンを置くと、板状のアイロン台はおけなくなってしまいます。
ミシン→アイロン→ミシンの工程の時に、ミシンを下ろして、アイロンかけたら、ミシンをまた上げて……の作業がとても面倒くさかったです。
ミシン重いからさぁ……厳しいよね。
その点、スタンド式のアイロンは、部屋のスペースが少し取られますが、作業がスムースで楽チンになりました。
また、スカートや明きのないブラウスをアイロンかけする時、きれいにアイロンかけをすることが出来るので、とても満足しています。
アイロンマット
スタンド式アイロン台・板状のアイロン台を出すまでもない、ほんの少しのアイロンがけの時に使っています。
小物のアイロンをかける時に、わざわざミシンを下ろしたり、スタンド式を出してくるのは面倒なのです。
- 折りたたんで収納が出来る
- 柔らかいので、半分に折って使ったり、融通が利く
私の持っているアイロンマットは、下にタオルを敷かないといけませんが、ちょっとサッとアイロンをかける時に重宝しています。
アイロン台チームの立派な一員です!
▽私が使っているタイプはもうなかったので、近しいアイロンマットのアマゾンリンクを貼ります。
アイロン台としては、
- 板状のアイロン台
- スタンド式アイロン台
- アイロンマット
- 板に布を貼り付けた自作のアイロン台(30cm角くらい)
以上のものを、アイロンをかけるものに合わせて都度選ぶようにしてます。
仕上げ馬
- 袖がある服にアイロンかける時に便利
- 立体的なものにアイロンをかける時に使う
- 筒状のものにアイロンをかける時に使う
平面的な小物等にアイロンをかける時は、板状のアイロン台でかけても問題はありませんが、
袖がある服や、立体的なパーツがある時には、板状のアイロン台だときれいにアイロンがかかりません。
洋服を作るようになったら、用意しておくと重宝します。
クッキングシート
- 接着芯を貼る時に使う
これは洋裁の達人さんのインスタグラムで拝見したので、真似してみました。
接着芯を貼る時、接着芯が布からはみ出てしまって、このクッキングシートについても、比較的簡単にはがれます。
100円ショップの安いもので大丈夫です!
インスタには洋裁達人がたくさん!!とても勉強になるよ!
あとは、作りたいパターンを検索したりできるから、インスタは便利だよね!!
ミシン
直線縫いミシン
私はJUKIのTL98というミシンを使っています。
家庭用ミシンよりも馬力があるいわゆる「職業用ミシン」と言われるものです。
2001年に購入して、一度糸調子がどうもうまくいかなかった時にメーカー修理に出しています。
買った当時は高いと思ったけど、20年以上使っているから、元は取ったよね!
私は母親のbrotherの家庭用ミシンとこのJUKIの職業用ミシンしか使った事しかありません。
なので、今使っているJUKIのミシンが絶対オススメ!!!…とは言えませんが、特に買い替えることはありませんでした。
▽職業用ミシンを選んだポイント
- 自動糸切りが便利!
- 職業用ミシンは家庭用ミシンよりも馬力があって、分厚い生地や革なども縫える
- 職業用ミシンには、ジグザクミシン機能がないけれど、ロックミシンがあるから問題無し!
洋裁を始めようとする方でしたら、家庭用ミシンで十分だと思います。
家庭用ミシンで扱いに慣れて、続けていく中で、「もっといろんなものを縫いたい」とか「もっと馬力のあるミシンが欲しい」とか思うタイミングが来たら、職業用ミシンを購入するのがいいのかなぁと思います。
家庭用ミシンはピンキリですが、あまりに安いミシンを買わない方がいいでしょう。
きちんとメンテナンスにも対応してくれるメーカーを選ぶことが必要です。
JUKI・brother・ジャノメとかが良さそうだよね
JUKIのメンテナンスはきちんと対応してくれたよ
ロックミシン
私は、職業ミシンを買うタイミングでロックミシンも購入しました。
ベビーロックの衣縫人というロックミシンを使っています。
ロックミシンも同じく20年以上、故障はないので、特に買い替えようとは思っていません。
ロックミシンは布端がほどけてこないように処理するミシンですが、家庭用ミシンでジグザグミシンが出来るようであれば、ロックミシンは要りません。
ただ、より頑丈にきれいに布端を処理できるのはロックミシンなので、洋裁を続けていきたいと思った段階でロックミシンの購入を考えればいいでしょう。
初心者の方は、まずはジグザグミシンが出来る家庭用ミシンを検討するのがいいね!
さいごに
私は自己流の洋裁なので、あんまり道具に敏感じゃない方だと思います。
だから、
他の洋裁する人がどういう物を使っているのかとても気になります。
私も他の方のブログをみて、良さそうなのがあったら、試してみたいと思います。
是非、皆さんもインスタグラムを見たり、ネットで検索してみたりしてみてくださいね。
また、便利なもの見つけたら、ご報告します!
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