インスタグラムでスラッシュキルトの可愛いクッションカバーを作られている方がいて、そこから興味が湧いてスラッシュキルトに挑戦してみました。
捨てられないハギレ・残布を利用できるのがとても嬉しいです!
そして、何よりも自分だけのテキスタイルを作っているみたいで、とても楽しいです。
予想外の生地が出来ますよ~
スラッシュキルトとは
何枚かの色とりどりの布を重ねて、ミシンで縫い合わせてから切り込みを入れ、洗って切り口を起毛させる技法です。
数枚重ねているので、布の色が合わさって、優しい風合いの生地となります。
起毛によりボリュームが出た触り心地のよい生地は、ラグやクッションカバー、ぬいぐるみなどに使われることがあります。
私は暮らしの手帖(2022春)を参考に作りました。
katakataさんが担当されているので、図柄もとても可愛いです!
トラのベッドカバーや花のクッションカバーとか作ってみたいんだよねぇ。
作り方
①土台となる布に数枚の布を重ねる
土台の布:ほとんど仕上がりに影響しない
2枚目の布を乗せる
3枚目の布を乗せる
最後に色んなハギレを乗せる
②ミシンで45°の角度で1cm間隔で縫う
チャコペンで45°の線を引く
1本縫ったら、ステッチ定規を使って、1cmくらいの間隔(6mm以上)で縫っていく
水溶性のチャコペンやステッチ定規があると便利です。
私は水溶性のチャコペンで斜めの線を引いて、あとはステッチ定規を使って、1cm間隔のミシンをかけました。
ステッチ定規は持っていると、他の洋裁にも使えるので、とても便利です。
③スラッシュカッターで土台の布以外を切る
スラッシュカッターを使って切り込みを入れていく
一番下の土台の布を切らないように注意しましょう。
スラッシュキルト用のカッターを使いましょう。
④洗濯して乾燥する。
乾燥すると、ふんわり毛羽立つ
⑤好きなものに仕立てる。
がま口とワンハンドルバッグを作ったよ~
下の写真を見てみてね!
▽ステッチ定規は家庭用ミシンと職業用ミシン用があります!
▽チャコペンはメーカーもカラーも色々ありますね~
コツ
一番下の布は少し大きめにする
バイアス45°でミシンで縫うと、少しずつだんだん斜めに伸びて、歪んできてしまいました。
一番下の布は、上に乗せる布よりも1cmくらい大きくしていたのですが、縫い終わってみると、歪んできているため、そんなに差がなくなりました。
差がないと、どうして困るかと言うと、切る時に下の布を押さえられず、切りにくいからです。
差は2~3cmくらいあってもいいかなぁと思います。
上の写真はあんまり差がなかったので、少し切りにくかったね…
カッターで切る前に切り込みをいれておく
いきなりスラッシュカッターでスパーンと切るのは難しいので、切り込みを2~3cm入れておきましょう。
そうすると、カッターの初動軽く、そんなに力はいりません。
ちょっと面倒くさいけどね。急がば回れ!
仕立てる時は時間を空けずに縫ってしまおう
斜めのステッチが終わってから、一度裁断してしまうと、ミシンのステッチ糸がほどけてしまうことがあります。
そうすると何枚も重ねて縫った布が浮いて離れてしまい、使えません。
なので、一度裁断したら、マッハで縫ってしまいましょう。
普通のキルティングと同じです。
裁断して、しばらく縫わずにいると、ミシンの縫い目がほつれてたりしますよね。
鉄は熱いうちに打て!ですっ
実際に作ったもの
がま口
ワンハンドルバッグ
kororin bag
BLUE MOON さんのパターンを使用して作りました。
ポーチ
さいごに
作っていて一番面白いと思ったのは、切って洗う前と洗った後の布の変化です。
一番上に置いた布の色がもちろん全面に出てきますが、下に置いた布と合わさって、絶妙に優しい色あいになります。
そして、
出来た布は世界に一つのテキスタイルです!
そう思うと俄然うれしく、楽しくなりますよね!
是非是非作ってみてくださいね!
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